この夏の移籍市場が閉じる前に、リバプールが駆け込み補強を行うかもしれない。ギオルギ・ママルダシュヴィリ加入が内定しており、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーの長期的な後継者を確保し、アルネ・スロット体制で初めて選手を獲得した。
今シーズンはバレンシアで過ごすため、アンフィールドでのプレーは来年以降に持ち越しになるが、リバプールはさらなる補強を狙う。移籍マーケットの期限が迫り来る中、当初の想定通り、アタッカーの獲得に本腰を入れる可能性が急浮上してきた。
海外メディア『The Athletic』によると、リバプールはユベントスに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ獲得に向けて検討を行っている。まだ模索段階のものではあるが、契約期間が残り1年で、わずか1500万ユーロで獲得が可能になる見通しだ。
チアゴ・モッタ監督が就任したクラブにおいて、戦力外の扱いを受ける26歳のウィンガーは、プレシーズンの最後3試合にもメンバー入りしておらず、イタリアのクラブは売却先を探している。
スペイン代表FWニコ・ウィリアムズ獲得に失敗したバルセロナが、左ウィンガーの強化を目指して、同選手の確保に動いていると見られ、左側だけではなく、右ウィンガーとしてもプレーできるアタッカーの去就には注目が集まっている。
EURO2020では大会を通じて大暴れした26歳のフォワードだが、その後は負傷の影響もあり、ほとんど良いシーズンを過ごせずにいる。まだ老け込む歳ではないものの、コンディションを整えられなければ、このまま下降線を辿る可能性もある。
はたして、リバプールはまさかの補強を実行に移すことはあるのだろうか…？