EURO2020を制覇したイタリア代表の中心にいたユベントスFWフェデリコ・キエーザは、目覚ましい活躍を見せると、当時は数々のビッグクラブ移籍が取り沙汰された。その後も継続的にリバプールからの関心が噂されてきた。
しかし、それからは負傷の影響もあり、パッとしないシーズンを過ごしてきた。トリノでは通算131試合32ゴール23アシストを決めてきたものの、EUROを超えるほどのプレーは鳴りを潜め、市場価値も目減りする一方。
そこに追い討ちをかける事態が発生。チアゴ・モッタ新監督はイタリア代表ウィンガーを構想外とし、新天地を模索していた。バルセロナが興味を持つも、財政的な問題から獲得は困難となり、そこに飛び込んだのが、かねてから動向を追っていたリバプールだ。
海外メディア『The Athletic』によれば、リバプールはこの夏の移籍期限が閉まる前に26歳のアタッカー確保を狙っており、2025年6月に契約が切れる関係で、1500万ユーロ程度の移籍金のみで獲得が可能なようだ。
なお、同選手に対して4年契約を提示し、話し合いを行っている模様。バックアップが手薄な右ウィンガーでの起用が増える見込みだが、前線であれば左でも右でも真ん中でもプレー可能で、怪我さえなければ貴重なチームメンバーになり得る。
はたして、イタリア代表FWを巡る移籍劇はこのまま完結し、アンフィールドに加入することになるのだろうか…？