ジョージア・トビリシに生まれた23歳GKギオルギ・ママルダシュヴィリは、地元のディナモ・トビリシで何度もローン移籍を経験し、2022年の冬にバレンシア移籍を果たした。抜群な反応とセービングで102試合に出場し、世界でも屈指の若手ゴールキーパーに成長した。
母国のフル代表でも21試合に出場し、この夏に開催したEURO2024でも存在感を見せ付けたバレンシアGKは、さらなるステップアップを手にした。ブラジル代表GKアリソン・ベッカーの長期的な後継者として、リバプールが完全移籍を成立させた。
海外メディア『The Athletic』によれば、リバプールは2500万ポンドの移籍金にプラスして、400万ポンドのアドオン、総額2900万ポンドでの加入が正式に決定した。なお、今シーズンはスペインに残り、エスタディオ・デ・メスタージャのゴールマウスを守り、2025年7月にチームに加わる。
リバプールは長年同選手の成長を見守ってきた。複数のスカウティングレポートが作成されてきた。また、データ分析でも高得点をマークをしており、世界のサッカー界を見渡してもトップ5には入る31歳のブラジル人GKの後任として白羽の矢が立った格好だ。
アリソンに対しては、サウジアラビアが関心を示しており、この夏には中東行きを断ったが、その去就には注目が集まる。また、2番手のアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーはレギュラーの座を求めており、来年夏の退団は避けられない。
アルネ・スロット監督が就任し、少しずつ生まれ変わるリバプールだが、アーセナルやマンチェスター・シティと争える強力なチームを再構築することができるだろうか…?