アルネ・スロット新監督が就任したリバプールにとって、最も大きな変化は中盤の底を務める選手に求めるクオリティの違いだ。クロップ政権では高い位置からボールを奪えるタイプが好まれたが、低い位置からゲームを作れるタイプが起用されるようになった。
現時点での一番手は、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ。2番手の座をカーティス・ジョーンズや遠藤航らが競っており、この夏の移籍市場においてはスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得を試みた。
19歳MFステファン・バイチェティッチの序列も下がり、今シーズンは出番はかなり限定的になりかねない中、別チームへのレンタル移籍が噂されてきた。おもにスペイン勢の関心が強く、昨夜にはバルセロナが緊急でオファーを提示した。
海外メディア『The Athletic』によると、スペインの強豪クラブからの関心も、レッドブル・ザルツブルクはリバプールと1年間のローン移籍で合意に達し、スペインU-21代表MFは本日中にオーストリアに渡り、移籍を完了されるようだ。
スペイン人らしく高いボールコントロールに加えて、ピッチ全体を見渡せるビジョンを持つ。中盤での潰しも行える。年齢的にもベンチを温める日々はキャリアのためにはならず、同選手の強みを熟知するペピン・リンダース監督率いるクラブは理想的な環境になるだろう。
はたして、元セルタ・デ・ビーゴMFはアンフィールドを離れ、どのような活躍を見せてくれるのか…?