2023/24シーズンをもって、アンフィールドでの指揮に終止符を打ったユルゲン・クロップ監督。2015年からの長期政権を築き、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、リーグカップ、FAカップと主要タイトルを相次いで獲得した。
リバプールの歴史に名を刻んだドイツ人指揮官の後釜として、アルネ・スロット監督に白羽の矢が立った。45歳のオランダ人指揮官はイプスウィッチとの開幕戦やブレントフォードとのホーム開幕戦でクリーンシートを達成し、白星を手に入れた。
EURO2024やコパ・アメリカが開催されたこの夏は、新監督にとっては難しいスタートとなった。それでも、プレシーズンから試合を追っていたクロップ元リバプール監督は、彼の後を引き継いだスロット監督が指揮するチームに期待を募らせた。
「最初に話したのは1、2回。」
「あと数回はメールしたと思うけど、彼自身が知らないことを私が彼に伝えられることは何もない。」
「私の立場から、最初のうちはポジティブなフィードバックをしたい。だって私たちはみんな人間だし、彼は一生懸命働いているからね。」
「ユーロやコパ・アメリカがある年の遠征は本当に激しくて、チームが揃うことはないんだけど、彼らが来て、最初の試合まで1週間とか、そんな感じなんだ。」
「だから、彼も同じような状況だったとは思うけど、まったく同じ状況?絶対にそれはない。」
「ああ、どう見えるんだろう、と考えるためじゃない、だから試合を見たんだ。彼の仕事ぶりは明らかだったし、アイデアも素晴らしかった。それが監督について言える最善のことだよ。」
「ロッテルダム(フェイエノールト)で指揮していた彼のサッカーはとても好きだった。」
「プレシーズンの親善試合、セビージャ戦も見たよ。全体的にとても良かったし、後半も明らかに良かった。」
「でも、私が好きかどうかは重要なのではなく、彼がとても良い監督であり、チームが本当に良いチームであることがわかる。だから、本当にうまくいくだろう。」
「私は彼に頑張ってもらいたいし、クラブにも頑張ってもらいたい。選手たちにも頑張ってほしい。」
ESPN
昨シーズン途中に退任を発表したユルゲン・クロップ監督の後任人事には、様々な指導者の名前が浮上しては消えていった。中でもシャビ・アロンソやルベン・アモリムは連日のようにメディアで報道されていた。
結局は今の形に収まったが、ドイツの名将は監督人事には全く関わっていなかったと明かし、最大の懸念事項であった後任に、フェイエノールトで実績を残したアルネ・スロット監督との契約を結べたことに安堵していたようだ。
「私は何にも関与していないし、そんなことはあってはならない。私は、裏で糸を引いたりするような人間ではないんだ。」
「クラブは大きすぎるし、良すぎる。人も良すぎるよ。」
「私たちが去った後、多くのことが変わったが、私にとって唯一の懸念は、彼らが良い監督を獲得できるかどうかということだった。」
「その決断はとても大きなもので、リバプールは早かったし、アルネ・スロットというトップの解決策を手に入れた。」
ESPN