25歳GKクィービーン・ケレハーは昨季、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーの不在期間に見事なパフォーマンスを披露し、26試合でゴールマウスを守った。精神的にも安定しており、プレッシャーがかかる場面でもボールを出せる現代的なGKで、その実力は2番手には勿体無いほど。
近年は移籍市場が開くたびに、レギュラーの座を求めて移籍する可能性が報じられてきたが、リバプールの要求額が高いこともあって移籍が成立することはなかった。この夏も退団が噂されつつも、その話題が前進することはなかった。
今年の冬にはノッティンガム・フォレストが獲得に向けたオファーを提示したものの、リバプールの要求額に及ばすにクラブ間合意ならず。しかし、海外メディア『The Athletic』によれば、同クラブはふたたびアイルランド代表GKに忍び寄っていたようだ。
アメリカ代表GKマット・ターナーを含めたオファーを提案していたものの、マージーサイドのクラブが求める2500万ポンドから3000万ポンドの移籍金には届かずに、この夏の移籍話は消滅した模様。
リバプールはバレンシアGKギオルギ・ママルダシュヴィリを獲得しており、今シーズンこそスペインに残るものの、来夏にはリバプールに加入する。いよいよ2番手の立場も危うくなり、2025年の夏にはアンフィールドを離れることだろう。
23歳のチェコ代表GKビテスラフ・ヤロシュも控える中、リバプールがアメリカ代表の30歳GKを欲しがる世界線は考えにくい。来年には移籍金が少し下がる可能性もあるが、そのタイミングでノッティンガム・フォレストが獲得に乗り出すことはあるのか…?