怪我人が続出した昨シーズン、負傷とは無縁で年間を通して活躍したコロンビア代表FWルイス・ディアス。リバプールに欠かせない左ウィンガーとして、昨季は51試合で13ゴール5アシストと見事な数字を残したものの、今季はゴール前での決定率向上が求められた。
ここまで3試合を終えて、プレミアリーグにおいて、27歳のウィンガーは自身の課題を克服させるようなパフォーマンスを見せている。第2節のブレントフォード戦で初ゴールを奪うと、マンチェスター・ユナイテッドとの大一番では2ゴールを挙げ、チームを勝利に導いた。
バルセロナも関心を示す南米のアタッカーだが、アルネ・スロット監督はチームにとって欠かせない選手として認識しており、オランダ人指揮官は同選手に対して新たな契約を提示することを熱望していると、海外メディア『TBR Football』が報じた。
また、ディアスの代理人もチーム内でもトップクラスの給与を得るべく、新契約を求め続けている。2027年6月まで契約を残す元ポルトFWだが、今年になってから選手側が契約条件の改善を訴え、クラブにプレッシャーをかけている。
独特なリズムでのドリブル突破が魅力的なコロンビア代表アタッカーは、献身性も兼ね備えており、ディフェンスにおいてもサボることなく、左サイドバックとともに相手の攻撃を封じるために戻り守備を行う。
エジプト代表FWモハメド・サラーの去就も不透明な中、計算できる選手をみすみす手放すわけもなく、来シーズン以降もレギュラー争いに加わることが想定されるだけに、そろそろ契約内容の見直しが実施されても不思議はない。
サラーに加えて、フィルジル・ファンダイクやトレント・アレクサンダー=アーノルドとの契約締結に向けた交渉が控えるリバプールは、27歳のウィンガーに対しても条件を向上させた新契約をオファーするのだろうか…?