アルネ・スロット監督のもと、ユルゲン・クロップ政権時の縦に早いサッカーを引き継ぎつつも、ボールを回しながら相手を崩していくプレースタイルの要素を加え、プレミアリーグにおいても好発進しているリバプール。
ここまで無失点と守備も安定し、まだまだ序盤とはいえども、期待を抱かせる出来に高順位でのフィニッシュが予想される。そのチームにおいて、新たなポジションと役割で、開花の兆しを見せているのが、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフだ。
昨シーズンはインサイドハーフとして中盤の高い位置でプレーし、より攻撃的な選手だったが、今シーズンからは中盤の底にコンバート。低い位置から組み立てに参加しつつも、相手の攻撃の芽を摘むプレーが求められている。
同ポジションで22歳のミッドフィルダーのライバルになるかもしれなかったのが、レアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディ。リバプールは今夏、獲得に向けて全力を傾けたが、選手自身が残留を決断した。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、リバプールが依然として同選手を高く評価していることに触れると、イングランドのクラブがこの冬や来年の夏にもふたたび獲得に動き出す可能性を示唆した。
「現時点ではまだ何もわからない。今のところ、リバプールはこの件についてコメントすらしていないが、私が確信しているのは、リバプールはこの夏、マルティン・スビメンディがこのポジションに完璧な選手だと信じていたため、他の6番を獲得する交渉をしたくなかったということだ。」
「わざわざ他の選手と契約するつもりはない。だから、マルティン・スビメンディがリバプールのリストに残ることは間違いない。それが1月なのか、来年の夏なのか、それとも一生ないのか、それはまだわからない。リバプールが何をしたいのかにもよるだろう。結局のところ、レアル・ソシエダに残ると決めたのは選手だ。」
「リバプールが1月に再挑戦するかどうかを決めるまでには、いろいろな要素がある。彼らはまだ、スビメンディがクラブの戦術的アイデアに完璧な選手になりうると信じている。まだ評価は変わらないと思う。」
The Debrief podcast