例年のように、チェルシーが大型補強を繰り返し、マンチェスター・ユナイテッドも大金を投じて選手を補強。アーセナルもミケル・メリーノやラヒーム・スターリングらをチームに加え、プレミアリーグの他クラブも積極的な夏を過ごした。
一方で、リバプールは大人しい移籍市場を送った。バレンシアからジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを獲得したが、今シーズンはスペインに残る。実質的な補強となったのは、イタリア代表FWフェデリコ・キエーザくらいで、多くの若手選手はプレー時間を求めて移籍した。
サポーターにとってはもどかしい日々となったが、移籍に携わる関係者にとっては今夏のリバプールに動きは評価に値するもので、同業者はリチャード・ヒューズSDの仕事っぷりを称えていると、海外メディア『The Athletic』デイビット・オーンスタイン記者が語った。
「我々よりも状況をよく知っている人たちから話を聞いたり、聞いたり、話したりしているが、みんな非常に褒めている。」
「他のクラブや監督、同じような世界で動いている人たち、スポーツ・ディレクター、テクニカル・ディレクターと話すが、ほとんどの場合、彼らはリチャード・ヒューズに脱帽している。」
The Athletic FC Podcast
レアル・ソシエダとの説得合戦の末、スペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に失敗したリバプール。しかし、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーの長期的な後継者を、総額2900万ポンドの移籍金で獲得し、賢い補強を実行に移した。
ユベントスで戦力外となったいたイタリア人ウィンガーについては、1250万ポンド前後でチームに迎え入れることに成功。イングランドの地でどれほど活躍できるかにもよるが、現時点では非常に評価の高く、数年前では考えられないほどの移籍金は驚きをもって受け止められた。
前述の通り、あくまで今後のパフォーマンスによって今回の移籍劇が実際の評価を得ることになるが、リバプールのスポーツ・ディレクターに称賛が集まっていることは非常に誇らしい…