アルネ・スロット監督が新たに指揮官の座に就いたリバプールは、中盤の構成にテコ入れをするためにも、レアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディを補強の最優先に据え、契約に盛り込まれたリリース条項も支払うことで合意していた。
最後の判断は選手に委ねられ、両クラブが説得を実施する中、幼い頃から育ったクラブに忠誠を誓った。結局は中盤に誰も加えることができなかったリバプールだが、プレミアリーグのスタートダッシュに成功し、開幕から3試合連続でクリーンシートを達成している。
25歳の守備的ミッドフィルダーはこの夏の決断を後悔していないようで、周りの人々もスペイン代表MFが決めた道を納得してくれたと明かした。また、今シーズンの目標についてラ・レアルをできる限りで上位でフィニッシュさせたいとも語った。
「いやいや、僕の友人たちは、(自分の将来について)何を決めたとしても、それがベストだとはっきり言ってくれる。」
「プレッシャーは一切ないよ。」
「僕にとってレアル・ソシエダは人生そのものだし、人生の半分を過ごしてきた。僕の多くの構成するものはレアルの一部であり、僕の人生なんだ。」
「ヨーロッパ出場権獲得という目標は明確だ。順位が高ければ高いほどいい。自分たちのベストバージョンを探し、何よりも競争しなければならない。競争力を感じ、認められ、個性を発揮するんだ。」
Marca
スビメンディに代わり、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが中盤の底を務めているが、昨シーズンとは別の選手かに思えるほどのパフォーマンスを披露しており、毎試合ごとに進化している。
日本代表MF遠藤航やイングランド代表MFカーティス・ジョーンズもバックアップとして控える中、リバプールは現在の陣容でシーズンの終わりまで突っ走るのだろうか、もしくはこの冬に誰かを連れてくるのだろうか…?