セルティックやサウサンプトンを渡り歩き、アンフィールドで世界的なセンターバックの地位を確立したオランダ代表DFフィルジル・ファンダイク。代表とクラブでキャプテンを務めるディフェンダーも、今年で33歳になった。
リバプールとの契約期間も今シーズン終了までとなっており、契約を更新するか、そのままフリートランスファーで出てしまうのか、プレミアリーグ屈指のセンターバックの去就が取り沙汰さている。選手もクラブも新契約には前向きと見られる。
いまだにディフェンスリーダーとしての存在感抜群なブレダー出身DFは、自らの将来について、今後2年間はいまのレベルを代表チームでも、クラブレベルでも維持したいと明かした。オランダ代表にとっても、リバプールにとっても嬉しい発言と捉えられる。
「どちらのチームでも、僕はまだフィルジル・ファンダイク、ビッグリーダーなんだ。」
「そして、これからの2年間もそうありたい。僕は人間だし、感情もある。いろんなことを考え始める。特に(イングランドに)土壇場で敗退したような試合の直後はね。」
「試合後、とても落胆し、感情的になっていたから、自分の立ち位置が曖昧になってしまったことも理解している。まるでそれが最後の国際試合だったかのように伝わってしまったかもしれない。あの夜、僕は疑問を抱いていたし、それを示唆したんだ。」
「翌日から休暇に入り、子供たちや家族と過ごすことができたのはとても良かった。僕にとって人生で最も大切なことだ。それを分かち合うことができたし、それからすぐに事態は落ち着いた。」
Sky Sports
2年後と言えば、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国開催のW杯2026が控える。運動能力は多少衰える可能性が高いが、鋭い読みや相手の動きを予測したブロックなど身体能力以外でも十分に戦えるだけの実力を数年後も持っているはず。
はたして、フィルジル・ファンダイクはこれからもオランダ代表の最終ラインをまとめ、アンフィールドでもディフェンス陣をまとめ上げる役割を担うのだろうか…?