エジプト代表FWモハメド・サラーとレギュラー争いを繰り広げ、数年後には右ウィンガーのスタメンになれる若きアタッカーを狙っていたリバプール。数々のターゲットとの関係が報じられるも、ユベントスで戦力外になっていたイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを確保した。
近年は負傷続き、前々回のEURO2020に匹敵するほどのパフォーマンスを披露できていないだけに、初挑戦となるプレミアリーグでどこまで通用するか未知数。また、エジプシャン・キングとは異なり、右利きのためカットインしてのシュートは狙いにくい。
リバプールはセリエAに視線を向ける前に、メキシコに注目していた。UNAMプーマスに所属するメキシコ代表FWセザー・ウエルタ獲得に動き、サンダーランドへのレンタル移籍を含めた契約が成立するかに思われたが、チャンピオンシップのクラブが移籍を拒否したことで、話し合いは破談になってしまった。
23歳の若きウィンガーはスーツケースまで用意して、契約がまとまる瞬間を待っていたと語り、移籍がギリギリまで迫っていたことを明かした。ただし、今回の件に落胆し続けるのではなく、プレーに集中し、またの機会を待っているとも口にした。
「スーツケースはもう用意していたけど、僕はそれを置いてきてしまった。」
「遅かれ早かれ、正しいことを続けていれば、チャンスが巡ってくることはわかっている。一度しかないチャンスだし、UNAMプーマスに集中している。」
「代表チームに来たからには、チームのためにベストを尽くす。あとはすぐにやってくるだろう。」
AS