アルネ・スロット監督の要望もあり、中盤の底から攻撃の組み立てに参加できるテクニカルな守備的ミッドフィルダー獲得に本腰を入れたリバプールは、レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディにオファーを提示したものの、スペイン残留を決断したことで移籍は成立しなかった。
プレミアリーグ開幕からオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが好パフォーマンスを見せているものの、理想とする中盤を形成するためにもスビメンディのような選手に関心を示しており、この冬もしくは来年の夏にもふたたび移籍市場に参入する予定だ。
一部報道ではスペイン代表MFを諦めていないとの噂も出回る中、イングランド国内に解決策を求めるかもしれない。英『Daily Mail』によれば、リバプールとマンチェスター・シティがクリスタル・パレスのイングランド代表MFアダム・ウォートンの成長を見守っているようだ。
2024年2月にチャンピオンシップのブラックバーンからロンドンに新天地を求めると、20歳の守備的ミッドフィルダーはプレミアリーグで16試合に出場。わずか半年間で評価を高め、EURO2024のイングランド代表にも選出された。
左足から繰り出す正確なパスに加えて、ハードな守備対応で同クラブにとって欠かせない存在になっており、今シーズンも開幕から3試合連続でスタメン出場を果たしている。同じくスリーライオンズのDFマルク・グエイとともに、強豪クラブが関心を示している。
2029年6月までと長期契約を結んでおり、移籍には高額な金額を用意しなければならなそうだが、もしもシティや他の資金に余裕のあるクラブが争奪戦に参戦すれば、リバプールにとっては不利な戦いとなる。
リリース条項の有無にもよるが、リバプールが左利きの守備的ミッドフィルダー獲得に本腰を入れるのだろうか…?