静かな移籍市場を過ごしたリバプールは、期限ギリギリのタイミングでイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを獲得。当初から狙っていたアタッカーを確保したが、右利きでまもなく27歳を迎えるだけに、エジプト代表FWモハメド・サラーの後継者としては考えにくい。
チェルシーに移籍したポルトガル代表FWペドロ・ネト、レアル・ソシエダMF久保建英、PSVアイントホーフェンのヨハン・バカヨコら様々なターゲットの名前がメディアを賑わせる中、本格的な補強は来夏以降に持ち越しとなった。
それでも、リバプールとウィンガーとの関係を報じる記事は絶えない。クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)はもしもの話として上で、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドを含むイングランドの3クラブが関心を寄せるフランス代表FWキングスレイ・コマンの移籍が成立する可能性を示唆した。
「もし彼にお金を払うクラブが現れ、それがプレミアリーグからであれば、両者(バイエルンとコマン)は話をする用意があると思う。」
「リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドの噂は常にある。バイエルンが彼を売りたがっているように、冬に向けて彼がとても良いプレーをしていれば、移籍が実現する可能性はある。」
Caught Offside
バイエルン・ミュンヘンと2027年6月まで契約を結ぶ28歳のウィンガーは、両サイドでプレー可能。ブンデスリーガでは通算201試合に出場しており、41ゴール44アシストを挙げてきた。フランス代表でも57試合でピッチに立ってきた。
ただし、年齢的にも、負傷履歴的にもプレミアリーグ勢が関心を具現化させるとは思えない。実力以上にすぐに怪我を負ってしまうタイプのプレーヤーで、ドイツよりにもインテンシティの高いリーグで負傷せずにシーズンを終えられる確率は低い。
最低でもイングランドのトップチームが28歳のウィンガー獲得に乗り出すわけもないが、他のリーグやサウジアラビアなどであれば可能性はありそうだ…