アルネ・スロット監督の就任で、プレースタイルに多少の変化が加わったリバプールは、その中軸となる守備的ミッドフィルダーの強化を画策。この夏の移籍マーケットにおいて、レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に迫ったものの、最終的には選手側が移籍を拒否した。
オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが好パフォーマンスを見せる中、リバプールは依然として中盤の底を任せられるプレーヤーを求めており、この冬や来夏にもふたたび獲得に乗り出すと報じられるが、攻撃的なミッドフィルダーにも注目している。
海外メディア『CaughtOffside』によると、リバプールはバイエルン・ミュンヘンと2026年6月まで契約を結ぶドイツ代表MFジャマル・ムシアラへの関心を強めており、マンチェスター・シティ、レアル・マドリード、パリ・サンジェルマンらと競合する可能性があるようだ。
サウサンプトンやチェルシーのアカデミーで過ごした過去を持ち、イングランドU-21代表でもプレー経験を持つ21歳MFは、バイエルンで世界的なプレーヤーに成長。ここまで166試合で44ゴール31アシストと見事な数字を残し、ドイツ代表でも36試合で6ゴールを挙げている。
所属クラブは新たな契約締結を熱望しているものの、このまま時が進めば、来年の夏には契約期間が最終年になり、移籍に向けた報道がさらに過熱する。現時点ではまだ何も決まっていないため、ヨーロッパの強豪クラブの動向次第では、若きドイツ代表MFの気持ちが傾く可能性も否定できない。
ただし、問題となるのは移籍金。バイエルンは1億8000万ユーロという途方も無い金額を要求するとも伝えられており、リバプールにとっては到底手出しができないターゲットになり、シティやマドリード、PSGくらいしか獲得に動けない。
はたして、リバプールは多額の資金を投じて、ドイツ代表の主力ミッドフィルダー確保に本腰を入れるのだろうか…?