昨年の夏からサウジアラビアから強い関心を寄せられているリバプールFWモハメド・サラー。今年の夏にもビッグオファーが届くと思われたが、中東のクラブは契約満了が近づくため、フリートランスファーでの獲得を狙っている。
リバプールとの現行契約は、2025年6月まで。選手側もクラブ側も契約更新には前向きと見られるが、今のところは話し合いが前進していない。今年中には代理人含めた交渉が実施され、決断が下される見通しだ。
とはいえ、年齢も32歳とベテランの域に差し掛かっており、長期的な視点での後継者の存在は必要不可欠。イタリア代表FWフェデリコ・キエーザを獲得したものの、初めてのイングランドでどこまで通用するかは未知数なため、他の選択肢を持っておくことも最善の策と言える。
現役時代にはチェルシーやアストン・ヴィラ、マルセイユなどで活躍した元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノは、依然から後任としてブレントフォードFWブライアン・ムベウモを推しており、その主張を改めて繰り返した。
「もしモハメド・サラーが退団したら、(ブライアン・)ムベウモを狙うと言ったことを覚えている。」
「彼はたくさんの魅力を持っていて、ゴールも決められるし、頑丈で、プレーするたびに厄介なんだ。」
talkSPORT
ユルゲン・クロップ時代のような縦に早いサッカーに加えて、最後尾から繋ぐサッカーにもチャレンジしており、アルネ・スロット新体制では右ウィンガーに求められる役割や能力は異なる可能性がある。
ドイツ人指揮官の時代には、プレミアリーグでも実績を積むカメルーン代表ウィンガーは理想的とも言えるターゲットだったが、今シーズンを通してどのような選手が必要なのか、また元ユベントスFWの出来などを踏まえて、チーム作りを考えていくことになる。
はたして、リバプールはこの夏に続き、来年の夏の移籍市場においても、新たなアタッカーを確保するのだろうか…?