アルネ・スロット体制で、守備的ミッドフィルダーの確保を狙うリバプールは、この夏の移籍市場でスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に乗り出した。ところが、選手がレアル・ソシエダ残留を決断したことで、中盤強化を巡る移籍騒動は一旦幕引きとなった。
それでも、リバプールはこの冬もしくは来夏のマーケットで、中盤の底を任せられるミッドフィルダー確保に動く見通しだ。日本代表MF遠藤航が信頼を得られておらず、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとレギュラー争いを行えるプレーヤーの存在は必須。
クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)は自身のSNSを更新すると、リバプールはフライブルクに所属するドイツU-21代表MFマーリン・ロールを候補者リストに加えたと報じつつも、所属クラブが新契約を提示したとも伝えた。
「リバプールはFCフライブルクのマーリン・ロール(22)をリストアップしている。」
「スカウトはすでにドイツU-21代表MFプレーヤーを見守っていた。」
「フライブルクはレッズの関心もあり、新契約を提示した。」
「現在、ロールは負傷中。」
Liverpool have Merlin Röhl (22) of FC Freiburg on their list
— Christian Falk (@cfbayern) September 27, 2024
❇️ Scouts watched the U21 German Midfield-Player already
❇️ Freiburg offered a new contract also because of the interest of the Reds
❇️ At the Moment, Röhl is injured pic.twitter.com/xpt3KC5ac9
2022年の夏、インゴルシュタットからフライブルクに移籍した22歳の長身ミッドフィルダーは昨季、ブンデスリーガやヨーロッパリーグを通じて34試合に出場。セントラルミッドフィルダーを中心に、セカンドストライカーや左右のウィンガーなど幅広いポジションでプレーしている。
今シーズンも開幕から3試合連続でスタメン出場を飾ったものの、負傷してしまった。昨季も何度か怪我で離脱を繰り返しており、負傷癖は少し心配。また、守備的MFというよりも攻撃的なMFのイメージが強く、リバプールが最優先すべきポジションとは異なる。
ブンデスリーガでもっと評価を高め、ドイツ代表の常連になってからでも遅くはなく、いまはドイツでのパフォーマンスを向上させることに集中すべきだ。そのため、リバプールが同選手の獲得に動く可能性は低く、現時点でアンフィールドのピッチに立つことはなさそうだ…