昨年の夏、プレシーズンで好パフォーマンスを見せ、シーズンを通してトップチームで活躍した21歳DFジャレル・クアンサー。今季もフランス代表DFイブラヒマ・コナテとレギュラー争いを繰り広げており、現時点では後塵を拝している。
それでも、経験豊富なイングランド代表DFジョー・ゴメスよりも序列は上で、20代前半とは思えないほどに落ち着いた守備対応で、最後尾からチームを支える。精神的にも冷静で、将来的にはキャプテンになっても不思議はない。
イタリア紙『Inter Live』によれば、インテル・ミラノはリバプールの大黒柱を気に入っており、イタリアのクラブにとって理想的なターゲットであると認識しているようだ。また、獲得に動き出す可能性も示唆している。
アカデミー出身のセンターバックは、今季プレミアリーグの開幕戦でスタメン出場を果たしたが、アルネ・スロット監督はハーフタイムで途中交代を命じていた。その後は、レギュラーの座をフランス代表DFに譲っており、満足の行くプレータイムを得ているとは言い難い。
とはいえ、まだシーズンは始まったばかり。負傷者やターンオーバーなど必ず出番は巡ってくるもので、そこで見事なパフォーマンスを披露できれば、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクの相棒に返り咲くことも不可能ではない。
リバプールが幼い頃から在籍するディフェンダーを手放すわけもなく、2027年6月までの現行契約の更新に動く可能性は高い。インテルがどのような金額を提示しても獲得は困難で、イタリア行きは現実味の薄い話だ。
インテル以外にも興味を示すクラブは多いはずだが、クアンサーの未来はアンフィールドにある…