FCポルトやアトレティコ・マドリードで大量のゴールを奪い、ヨーロッパでも屈指のストライカーに成長した元コロンビア代表FWラダメル・ファルカオ。2013年に移籍したASモナコでも通算140試合83ゴールを決めた。
フランスのリーグに在籍していた2014年の夏、サンタ・マルタ出身のフォワードはローン契約で、マンチェスター・ユナイテッドに移籍。29試合で4ゴール5アシストと期待外れの結果に終わり、イングランドでの挑戦は失敗したと言っていいだろう。
その当時の舞台裏を明かしたのは、同選手の父親、ラダメル・ガルシア。ユナイテッドに移籍する際に、リバプールやマンチェスター・シティ、アーセナルのプレミアリーグ勢に加えて、ユベントスからも関心があったと吐露した。
「マンチェスター・ユナイテッドはイングランドで最も重要なチームであり、財政的にも最も強力なチームのひとつだ。」
「ユベントス、マンチェスター・シティ、リバプールも彼にアプローチし、アーセナルも土壇場で接触してきた。」
「幸運なことに、彼はマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。前へと進む偉大なチームだった。」
結果論でしかないが、他の4チームにとって獲得しなくてよかった結論を迎えた。マンチェスター・ユナイテッドも完全移籍に移行することなく、翌年にはチェルシーにレンタル移籍し、ふたたびイングランドでのチャレンジに励んだ。
ところが、12試合で1ゴールとさらに苦しみ、キャリアは下降線へ。ガラタサライで少し復調したものの、年齢も相まってパフォーマンスは上がらず。38歳になったいま、母国コロンビアに戻って、ミジョナリオスでプレーしている。
現役引退も近づく年齢だが、キャリアの最終盤でどのような活躍を見せてくれるのだろうか…?