この夏の移籍市場において、守備的ミッドフィルダー確保に本腰を入れたリバプール。一方で、新たなアタッカーにも注目しており、結果的にはユベントスで構想外となっていたイタリア代表FWフェデリコ・キエーザをアンフィールドに迎え入れた。
しかし、もしかするとキエーザの加入はなかったかもしれない。EURO2024開催期間、リバプールはイングランド代表FWアンソニー・ゴードン獲得に向けて、ニューカッスル・ユナイテッドと交渉を実施。ジョー・ゴメスを含んだ条件などで話し合いを進めたものの、移籍が成立することはなかった。
過去にはリバプールのアカデミーに在籍経験を持ち、エバートンで頭角を現した23歳のウィンガーは、マージーサイドに戻ることを熱望。スリーライオンズのチームメイトにも移籍が実現すると話していたと、英『The Telegraph』ルーク・エドワーズ記者が明かした。
「事実でないふりをする意味はない。(アンソニー・)ゴードンは今夏に生まれ故郷のクラブへの移籍を熱望していたし、イングランド代表として国際試合に出場していた時には、チームメイトに(リバプールへの)移籍が実現するとまで話していた。」
2026年6月までと現行契約の満了も迫っており、来年の夏には残り1年を切るタイミングで、ふたたびリバプール移籍の話が再燃するとも思われたが、ニューカッスルと新契約締結に向けて合意した模様で、今後もしばらくはセント・ジェームズ・パークで活躍することになりそう。
フィオレンティーナやユベントスでプレーしたイタリア代表ウィンガーが、イングランドでどこまで通用するかにもかかっているものの、モハメド・サラーの去就次第では、新たなアタッカー確保に乗り出す可能性もある。
お気に入りとも言われたゴードン獲得が難しくなったリバプールだが、来年の夏に別のウィンガーをチームに連れてくる未来はあるのだろうか…?