ユルゲン・クロップ監督が築いたプレースタイルを継承しつつも、ポゼッションを重視し、ディフェンスにも安定性を求めた新たなサッカーを展開するアルネ・スロット監督。プレミアリーグ開幕から1試合を除き好調を継続しており、初めての挑戦にも順調な滑り出しだ。
自分のプレースタイルにより近づくためにも補強を狙っており、守備的ミッドフィルダーを中心に獲得に乗り出している。一方で、年齢層が高まってきた左サイドバックの世代交代にも目を配っていると見られ、その視線がアルゼンチンに向いているかもしれない。
スペイン紙『Fichajes』によると、リバプールはボカ・ジュニアーズでプレーする23歳MFケビン・セノンに注目しており、獲得に本腰を入れる可能性があるようだ。なお、マンチェスター・ユナイテッドやニューカッスル・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパーも関心を示している。
左サイドのスペシャリストとして、ミッドフィルダーやサイドバック、ウィンガーの様々なポジションでプレー可能。昨シーズンは左側のミッドフィルダーとしての起用が多かったものの、攻撃的ミッドフィルダーや右サイドのミッドフィルダーなど逆サイドでも出番を得ている。
この夏に開催したオリンピックではアルゼンチン代表として出場しており、敗れたフランス代表との準々決勝では左ウィンガーのポジションでスタメン出場を果たした。国内で評価を高めており、23歳となったいま、ステップアップには適切な時期が近づく。
はたして、リバプールや他のプレミアリーグ勢は、アルゼンチンから将来有望な左サイドのスペシャリスト獲得に動き出すのだろうか…?