ナイメヘンやクラブ・ブルッヘで印象的なパフォーマンスを見せ、ボーンマスに完全移籍したオランダ人FWアルノー・ダンジュマは、2シーズンにわたってイングランドでプレー。2021年の夏、ビジャレアルに移籍し、通算54試合で24ゴールと高い決定率を発揮した。
トッテナム・ホットスパーやエバートンにレンタル移籍で、プレミアリーグに挑戦するも結果は不発。この夏の移籍市場において、期限付きでジローナに加入。2018年にはオランダ代表デビューを果たしており、ここまで6試合2ゴールを決めている。
27歳のフォワードは、2023年の夏にエバートンにローン移籍する前、アルネ・スロット監督が率いていたフェイエノールトから関心を持たれていた事実を明かした。そして、もしもオランダ人指揮官が就任したリバプールから声が掛かったら、 “ノー” とは言わないと語った。
「(2023年に)フェイエノールトは僕に少し興味を示していた。それはたぶん、アルネ・スロットが監督だった頃だ。」
「あの時は検討したし、スロットとも話した。僕は彼のプレースタイルのファンだし、監督としての信頼も厚かったけど、その時は僕にとって正しいステップではないと思ったんだ。今のジローナも自分のキャリアに合った良いステップだと思う。」
「選手として野心を持たなければならないし、ビッグクラブがやってきたら、常にそれを考えるべきだ。リバプールに “ノー” と言う人は、あまりいないと思う。」
De Voetbalkantine
ユルゲン・クロップ監督時代には、リバプール移籍の噂もあった27歳のアタッカー。どこまで検討されていたかはクラブ内部の人にしか分からないが、トッテナムやエバートンでのプレーを見ている限り、獲得しなくて正解だった。
新たな時代に歩みを進めたリバプールが、ふたたびオランダ人ウィンガーに視線を向けることはない。実力的に不足しているし、左ウイングにルイス・ディアスやコーディ・ガクポとレベルの高い選手が揃っている。
年々キャリアが下降気味な印象も強いダンジュマは、ジローナで再浮上できるだろうか…?