シュトゥットガルトではキャプテンを務め、昨夏の移籍市場において、リバプールにサプライズ加入した日本代表MF遠藤航。当初はイングランドで否定的な意見が飛び交ったが、シーズン中盤からレギュラーにも定着し、ユルゲン・クロップ監督にとってアンフィールドでの最後のシーズンに躍動した。
ところが、アルネ・スロット監督の就任で立場が一変。中盤の底に2枚を並べるフォーメーションに変更すると、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターのパートナーに選ばれたのは、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフだった。
22歳の若きミッドフィルダーはプレミアリーグ開幕から安定したパフォーマンスを披露し、多くの試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されている。同ポジションでレギュラー争いを繰り広げる31歳のベテランMFはベンチを温める時間が増えている。
海外メディア『Football Insider』によれば、スロット監督は今夏から継続して、新たな守備的ミッドフィルダー獲得をクラブ側に求めており、この冬にも日本代表MFを売却し、中盤の底でスタメンを争えるレベルの若手ミッドフィルダーを迎え入れたいようだ。
昨季までブライトンで指揮官を務めたロベルト・デ・ゼルビ監督率いるマルセイユが、1400万ユーロのオファーで獲得を狙ったものの、リバプールはその提案を拒否していた。後釜確保が難しい状況もあり残留したが、この冬にも退団の噂が過熱してそう。
ブンデスリーガの複数クラブも注目する日本人ミッドフィルダーだが、今後出場する試合で指揮官の評価を変えられるのだろうか…?