9年間続いたユルゲン・クロップ政権が終焉を迎え、アルネ・スロット監督のもとでリバプールは新たなスタートを歩み始めた。この夏の補強こそほぼなかったが、プレミアリーグ開幕から好調を維持し、安定したパフォーマンスを継続している。
今夏の移籍市場において、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーの後継者として、ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを確保。将来に向けたチーム作りに着手しており、その流れは今後も続く。
スペイン紙『Fichajes』によると、リバプールは来年の夏、ラス・パルマスに所属する21歳MFアルベルト・モレイロ獲得に動き出すかを検討しているようだ。移籍金は4000万ユーロ前後になる見通しで、バルセロナらも関心を示してきた。
2021年にトップチームに昇格すると、これまで100試合以上に出場。今シーズンもレギュラーに定着しており、左ウイングや攻撃的ミッドフィルダーとしてプレー。8試合を終えた時点で、3ゴールを奪っている。
テクニックに優れ、小柄な体型からフィリペ・コウチーニョとも比較されるスペインU-21代表ミッドフィルダーは、2026年の夏まで契約を結んでいる。そろそろステップアップにも適した時期が近づいており、降格圏に沈むチームから移籍するかもしれない。
はたして、リバプールは守備的ミッドフィルダーのみならず、攻撃的ミッドフィルダー確保にも乗り出すのだろうか…?