イタリア代表FWフェデリコ・キエーザを獲得したリバプールは、モハメド・サラーやコーディ・ガクポ、ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタと世界でもトップレベルのアタッカー陣を擁している。
しかし、2025年6月までと契約期限の迫るエジプト代表ウィンガーの去就が不透明になっており、年齢的にも32歳とベテランの域に差し掛かっており、その後継者探しを進めている。ボルシア・ドルトムントに所属する22歳FWカリム・アデイェミもターゲットとして挙げられている。
ドイツ紙『BILD』によれば、リバプールは同選手に対して、5000万ユーロものオファーを準備している。なお、ユベントスやパリ・サンジェルマンも関心を示しているが、レッズは彼らとの争奪戦を勝ち抜く構えのようだ。
若手の登竜門、RBザルツブルクから2022年の夏にブンデスリーガに渡ると、ここまで74試合で19ゴール13アシストを記録。昨季は34試合に出場したものの、5ゴールしか挙げられなかったが、今シーズンは8試合を終えた時点で5ゴールに届き、アシストも “5” に到達している。
一気にゴール前での決定力や存在感が増したドイツ代表の快足アタッカーは、左右のウイングやセンターフォワードとしてプレー可能。エジプシャン・キングほどではないにせよ、カットインからシュートもでき、年齢も22歳と長期的なプランも描きやすい。
以前にもリバプールとの関係は報じられており、オーストリア時代にも獲得を狙っているとのニュースが駆け巡った過去を持つ。
ユルゲン・クロップ政権で活きる能力を兼ね備えるドイツ人フォワードだが、アルネ・スロット監督のもとでは少しプレースタイルが変わっており、どこまで現在のリバプールが焦点を充てるかはわからない。
しかし、ニューカッスルFWアンソニー・ゴードン獲得に動いた経緯を考えると、同じような裏のスペースに抜け出し、ドリブル突破にも長けるアタッカーの確保はあり得ない話ではない。
はたして、リバプールはこの冬や来夏の移籍マーケットにおいて、ドルトムントから補強を行うのだろうか…?