この夏の移籍市場において、スペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得を狙ったリバプールだが、中盤の強化は叶わなかった。それでも、継続的に守備的ミッドフィルダー確保を目指しており、この冬や来夏にも獲得に動くと予想される。
オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが覚醒しているものの、日本代表MF遠藤航の評価は現時点であまり高くない。タフなシーズンを乗り切るためにも選手層を厚くする必要があり、リバプールのスカウティングチームはリストアップした選手たちの成長を見守っている。
ポルトガル紙『Record』によると、昨シーズンまでフェイエノールトでアルネ・スロットの指導を受け、ベンフィカに移籍したトルコ代表MFオルクン・コクチュに関心を示しており、同選手の動向を近くでモニタリングしているようだ。
チャンピオンズリーグの試合でもスカウトを派遣したと見られている。今シーズンはリーガ・べウィンで7試合、チャンピオンズリーグで2試合に出場を果たしており、合計で4ゴール3アシストと結果を残してきた。
トルコ代表でも35試合に出場しており、将来有望な23歳のセントラルミッドフィルダーは、攻撃的なポジションや左ウイングとしてもプレー可能。昨季までフェイエノールトを率いたオランダ人指揮官にとっては能力やキャラクターを知る人物だけに、安心感のある補強になり得る。
ただし、まだ移籍したばかりで、2028年6月まで契約を残している。そのため、高額な移籍金が要求される見通しで、8000万前後の支払いが必要になるだろうとも報じられている。
リバプールがそこまで法外な金額を提示する可能性はゼロに近いが、予想に反して、トルコ代表MF獲得に本腰を入れる未来はあるのだろうか…?