ルイス・ディアスやコーディ・ガクポら世界的な左ウィンガーを擁するリバプール。コロンビア代表FWは今季ゴール前で覚醒しており、オランダ代表は本職の左ウイングに固定されたことで、本来の実力を取り戻した。
熾烈なレギュラー争いを繰り広げる両選手だが、リバプールはさらに先の未来を見通している。彼らの後釜候補として、ボルシア・ドルトムントに所属する20歳FWジェイミー・バイノー=ギッテンスをスカウトするなど注目していると、ドイツ紙『Bild』が報じた。
同じくプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーとチェルシーも熱視線を送っており、来夏の移籍市場において争奪戦が展開されるかもしれない。
今シーズン一気に覚醒したイングランドU-21代表ウィンガーは、ここまで9試合4ゴール2アシストを記録。昨季は34試合で2ゴール8アシストだったことから、ゴール付近での決定力が飛躍的に増し、いまやブンデスリーガでも有望な若手のひとりに数えられる。
ジェイドン・サンチョやジュード・ベリンガムと世界的なイングランド人選手を育成してきたドルトムントだけに、先輩たちに続き、イングランド代表の次世代を担うアタッカーに成長する可能性は大いにある。
ロンドン出身のウィンガーは、レディングやマンチェスター・シティのアカデミーを経由して、2020年9月にドイツに新天地を求めた。これからの課題は、いまの調子をシーズン終了まで維持できるかどうかにかかっている。
とはいえ、ポテンシャルは高く、アタッカー陣を強化したいクラブにとって理想的な人材。また、自国選手で、ホームグロウン制度の枠に含めることができるため、プレミアリーグのクラブにとってメリットが大きい。
はたして、リバプールはイングランドU-21代表ウィンガー獲得に乗り出すのだろうか…?