アルネ・スロット体制で強固な守備を構築し、安定した戦績を残すリバプール。数多くの得点を奪い、快勝する試合もあれば、相手に攻め込まれながらもゴールキーパーと最終ラインの粘りで、無失点を達成する試合もある。
ブンデスリーガで好調を維持するRBライプツィヒ戦も決して楽な試合ではなかった。敵地に乗り込んだこの試合において、ダルウィン・ヌニェスのゴールで先制するも、2度のオフサイド判定で取り消しになったゴールを含めて、ホームチームは幾度となくリバプールのゴールに迫った。
アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーが何度かのスーパーセーブでチームを救い、チャンピオンズリーグで3試合を終えた時点で全勝を成し遂げた。同試合で先発出場したオランダ代表FWコーディ・ガクポは、守備陣に助けられたと本音を明かしつつも、結果として勝利を手にしたことに喜びを語った。
「ディフェンス面でも、攻撃面でも多くのタスクをこなした。とてもよくやったと思う。」
「僕らはカウンターアタックと同時に、攻撃にも良いタイミングを選んだし、とてもよくやったと思う。時にはボールをキープすることもあった。全体的に良い出来だったと思う。最後までよく守った。クィービーン・ケレハーとバックラインに助けられたけど、それも今の僕らの強みだし、とても満足しているよ。」
「それこそが最も重要なことだと思う。もちろん、ボールを持っているときはすごく上手くプレーできるけど、強い相手と戦うと、試合中にもしかしたら相手が良い動きをする瞬間があるかもしれない。」
「大事なのは、そのような場面で失点しないことで、その姿勢を崩さないことだ。そのような状況の後、僕らは再びコントロールを取り戻し、それが今日の試合の勝利に繋がったんだ。もっとゴールを決めるべきだったと思うが、最終的に勝利は勝利なので、とても嬉しいよ。」
リバプールは今週末にはアウェイでのアーセナル戦が控えており、その次にはブライトン戦もあり、上位クラブとの対戦が続く。チャンピオンズリーグでも昨季無敗でブンデスリーガを制したバイエル・レバークーゼン戦が次なる試合で、シャビ・アロンソ監督がアンフィールドにやってくる。
難しい試合が続く中、ユルゲン・クロップ政権時よりも固い守備網を手に入れたリバプールは、強豪相手にも白星を積み重ねていけるだろうか…?