最近アカデミーの強化を目的に、イギリス国内を中心に将来有望な若手プレーヤーを次々と獲得しているリバプール。昨年には17歳MFトレイ・ナイオニがレスター・シティから加入。今夏もチェルシーから16歳FWリオ・ングモハやウルブスから17歳DFアルヴィン・アイマンを迎え入れた。
カーティス・ジョーンズやジャレル・クアンサーらアカデミー出身選手に加えて、ハーヴェイ・エリオットやコナー・ブラッドリーらがトップチームで活躍。数年後にはレギュラーの座を掴み、チームをタイトルに導くパフォーマンスが期待されている。
英『The Independent.』によれば、リバプールは新たな若き才能に注目している。ターゲットはチェルシーU-21に所属する18歳DFジョシュ・アチャンポンで、レアル・マドリードやトッテナム・ホットスパー、ニューカッスル・ユナイテッド、ボルシア・ドルトムント、パリ・サンジェルマンも関心を示している。
イングランドU-18代表で出場歴もある右サイドバックは、センターバックとしてもプレー可能。10代ながらも、昨シーズンにはプレミアリーグ4試合でベンチ入りを果たし、トッテナムとのホーム戦ではデビューも飾った。
落ち着いた守備対応、長い手足を活かした持ち上がりなど右サイドから相手の守備網を攻略し、チャンスをもたらす。まだまだ線は細いものの、細やかなテクニックも備えており、クロスやパスの精度も持ち合わせている。
将来的にはイングランド代表の常連になってもおかしくない逸材だが、数多くの選手をトップチームに抱えるチェルシーにおいて、出番を得るのは難しいかもしれない。レンタルで数年過ごす選択肢もあるが、契約を結ばないクラブでのシーズンは何かと負担が大きい。
エンツォ・マレスカ監督に代わってからは一度もトップチームのベンチに座った経験はない。2026年6月までロンドンのクラブと契約を結ぶ若きディフェンダーは、スタンフォード・ブリッジを離れ、新天地で新たなチャレンジに励むことになるのだろうか…?