RBライプツィヒで世界的なプレーヤーに成長したギニア代表MFナビ・ケイタは、2018年の夏にリバプールへと完全移籍。アンフィールドでは独特なリズムのドリブルやパス、時々飛び出すミドルシュートで試合を決めることもあった。
在籍期間を通じて負傷に悩まされる時期が長かった。復帰したかと思えば、すぐに怪我で離脱してしまうなど不本意なシーズンが続いた。5年間で129試合に出場したが、2023年の夏に契約満了に伴い、ブンデスリーガのブレーメンと契約を結んだ。
ところが、新天地には馴染めず、首脳陣とも険悪な関係のまま、今シーズンは追放状態が続いている。ドイツではプレーどころかベンチに入ること許されない日々を過ごす元リバプールMFは、アンフィールド時代を振り返り、度重なる負傷にフラストレーションを溜めていたことを明かした。
「もちろん、精神的にはきつかった。」
「僕が真っ先にフラストレーションを溜めた。全試合に出場したかったけど、残念なことに怪我が多くて、自分以上の力を発揮できなかった。でも、それがサッカー選手の人生なんだ。」
「いつでもチームのためにいられるように全力を尽くしたが、不運にも負傷は仕事の一部だ。」
the Guardian
それでも、リバプールでのプレーには愛着を持っている。サポーターたちが愛してくれていたと語り、優秀なチームメイトとともに数々のタイトルを勝ち取ることができたことを誇りに思っているようだ。
「リバプールのファンは僕にたくさんの愛をくれた。」
「今でも、どこで会っても同じように愛情を示してくれる。彼らは世界最高のファンだ。リバプールは家族であり、決して一人では歩めない。僕の目標は、タイトルを勝ち取るという子供の頃の夢を叶えることだった。」
「30年ぶりのプレミアリーグ制覇、チャンピオンズリーグ制覇…これらは忘れられない最高の瞬間だ。たくさんのトロフィーを獲得し、ファンを喜ばせることができた。」
「それが一番大事なことだった。このチームはハングリーだった。どの試合でも勝ちたかったし、ユルゲン・クロップがピッチでベストを尽くすよう後押ししてくれたのは幸運だった。彼はファンタスティックな監督で、このグループの強さだった。」
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