チェルシーやRBライプツィヒら強豪クラブとの対戦を終え、リバプールはエミレーツ・スタジアムに乗り込み、アーセナルとの試合に挑んだ。前半はホームチームに主導権を握られつつも、コーナーキックから得点を決め、2対1でハーフタイムに突入。
後半は徐々にリバプールが盛り返し、81分にはモハメド・サラーが同点弾を沈め、敵地で引き分けに終わった。怪我人がいたとはいえ、実力者を揃えるチームに対して、アウェイで勝ち点を獲得したのは大きい。
この試合はリバプールもディオゴ・ジョッタやハーヴェイ・エリオットらを欠き、ベストメンバーではなかった。守護神はアリソン・ベッカーに代わり、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーがゴールマウスを守った。
かつてリバプールとアーセナルの両クラブに在籍し、プレミアリーグで活躍したジャーメイン・ペナントは、ブラジル代表GKと2番手GKとの差に触れ、前半に苦しめられたプレッシングも、正守護神であれば交わして前にボールを運べていたと語った。
「アーセナルは前線からプレスをかけてきた。アリソン・ベッカーがどれだけ欠場しているか、そして彼がリバプールのプレーに欠かせない存在であるかを端的に表していた。」
「ケレハーに尊敬がないわけではない。彼は素晴らしいGKだ。」
「しかし、後方からプレーするのが苦手で、彼のパスがロングパスになるシーンが多く見られた。」
「つまり、いつもならアリソンがライン間を破るようなパスを出すはずだが、アーセナルのプレスを突破できなかった。」