この夏の移籍市場を通して、守備的ミッドフィルダーを求めたリバプール。スペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に近づいたものの、結局移籍は成立せず。依然として、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとポジションを争えるライバルを探している。
海外メディア『TBR Football』によると、リバプールはローマで頭角を現す20歳MFニッコロ・ピジッリの成長を見守っているようだ。なお、同じくプレミアリーグのチェルシーやトッテナム・ホットスパーも動向に注目している。
ローマの下部組織出身の若きミッドフィルダーは、セントラルMFを中軸に、攻撃的でも守備的でも両方のポジションでプレー可能。今シーズンからスタメンでの出場も増えており、セリエAで8試合を終えた時点で6試合に出場し、その内3試合はキックオフからピッチに立っている。
2024年10月にはイタリア代表でもデビューを飾り、順風満帆のキャリアを歩んでいる。国内リーグのみならず、ヨーロッパリーグでも出番を得ており、フランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシも離れた同クラブの新たな顔として期待が集まる。
リバプールが求めるのは、もっと経験と実績のある守備的ミッドフィルダー。その条件には当てはまっておらず、獲得するにしても若手枠のひとりとなる。ただし、中盤にはトレイ・ナイオニやタイラー・モートンらも在籍しているため、優先事項ではない。
レッズがローマから補強を敢行するとは思わないが、大量に若手を確保する傾向のあるチェルシーであれば、プレミアリーグ初挑戦もあり得ない話ではない。はたして、20歳のイタリア代表MFを巡る移籍の噂はどのような決着を見せるのだろうか…？