32歳になってもなお、リバプールでゴールとアシストの両方でチームを引っ張り続けるエジプト代表FWモハメド・サラー。プレミアリーグでの得点数も歴代トップ10に入っており、クラブとリーグの歴史にその名を刻んだ。
ただし、今後も長期的に活躍するのは難しい年齢に差し掛かっており、リバプールは若手ウィンガーに注目している。同選手の契約更新するかどうか、またこの夏に加入したイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの活躍にもよって優先度は変わるが、スカウティングは継続している。
スペイン紙『Fichajes』によれば、リバプールは将来を見据えて、ボローニャでプレーする23歳FWダン・エンドイェをリストアップしており、来夏の移籍市場において獲得に乗り出す可能性があるようだ。
2027年6月までイタリアのクラブと契約を結ぶスイス代表ウィンガーは、2023年の夏にバーゼルから加入。昨シーズンは左右のウイングやセンターフォワード、セカンドストライカーなど前線の様々なポジションでプレーし、38試合で3ゴール5アシストをマークした。
2022年9月にはフル代表デビューを飾った若きアタッカーだが、アンフィールド移籍はまだまだ早すぎる。得点やアシストの両方で数字が不足しており、エジプシャン・キングの後釜を任せるには実力が足りていないのは明白。
バーゼル時代には、ヨーロッパカンファレンスリーグで21試合出場したものの、チャンピオンズリーグなどトップレベルでの経験も乏しい。インテル・ミラノやマンチェスター・ユナイテッドも関心を示しているとも言われるが、リバプールが本腰を入れる可能性はほぼゼロだろう。
はたして、リバプールは予想に反して、23歳のスイス人ウィンガー獲得に歩みを進めるのか…?