モハメド・サラー、フィルジル・ファンダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルド。チームでも影響力のある選手たちがいずれも今季限りで契約満了を迎える。水面下で交渉が続くが、今の所はサポーターにとって嬉しいニュースは流れていない。
2020年の夏、オリンピアコスからアンフィールドに加わったギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスは、3選手とも長い時間をともに過ごしてきた。サラーとは特に仲の良い姿が度々目撃されているが、今シーズンでチームを去るかもしれない選手たちに、自分自身が楽しむのが一番であると語った。
「彼らが残っても、去っても、楽しんでくれるだろう。だから、(重要なのは)それだけだと思う。」
「どうするのかは彼ら次第だ。だって、彼らはみんな、何年もここにいるんだから、いなくなるのはとても寂しいよ。」
「そうだね。彼らは将来に何を望んでいるかわかっている。だけど、彼らの考え方はいつでも、ここでの一瞬一瞬を楽しむことなんだ。」
「誰にとっても、楽しむことが一番大事だと思う。未来がどうなるかはわからないからね。」
30歳を超え、ベテランの域に差し掛かっているサラーとファンダイクの2選手と、まだ26歳と未来のキャプテン候補のアレクサンダー=アーノルドでは少し事情が異なる。
エジプト代表FWとオランダ代表DFにはサウジアラビアら資金力を持ったクラブが関心を示す一方、イングランド代表DFにはレアル・マドリードが熱視線を送っており、リバプールとの交渉の状況を見守っている。
リバプールにとってはすべての選手が残留するのが理想的ではあるものの、どうしても折り合いがつかない部分も出てくるかもしれない。はたして、彼らの未来はどこにあるのだろうか…?