リバプールとの契約が今シーズン限りのオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは、現在進行形でクラブ側と交渉を行っていると見られる。いまでも最終ラインの中心選手で、双方が残留を希望すると思われるが、条件面で合意できるかが鍵になりそうだ。
一方で、年齢が33歳で、長期的な後継者も探しているのは事実。もしもフリートランスファーで退団となってしまった場合には、リバプールは新たなセンターバック確保に動くはずで、すでにでもレギュラーを張れる選手がアンフィールドにやってくるだろう。
クリスチャン・フォルク氏（ドイツ人ジャーナリスト）は、独特な視点でベテランDFの去就を予想。バイエルン・ミュンヘン以外で給与を支払えるクラブがないことを理由に、ブンデスリーガ移籍はあり得ないと語った。
「フィルジル・ファンダイクについては気の毒だ。彼の大ファンだが、今のバイエルン・ミュンヘンにとっては年齢が高すぎる。彼らはダヨ・ウパメカーノとキム・ミンジェとともに非常にコンパクトな守備を構築しようとしている。バイエルン・ミュンヘンには速い選手が必要で、それはマタイス・デ・リフトをマンチェスター・ユナイテッドに売却した理由だ。フィルジル・ファンダイクには、このスピードと、高い位置での4バックのような守備は無理だと思う。」
「ブンデスリーガで彼を見たいので、このことは本当に残念だが、現時点では、ブンデスリーガで彼の給料を払えるクラブはバイエルン・ミュンヘンだけだろう。（しかも、彼が行きたいと思っている。）だから、ドイツのトップリーグに彼の未来はないと思う。」
「イタリアのセリエAの多くのクラブに完璧にフィットできる選手だが、ドイツでの扉は閉ざされている。」
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