昨シーズンには奇跡に近い、ブンデスリーガの無敗優勝を成し遂げたバイエル・レバークーゼンの監督としてアンフィールドに帰還したシャビ・アロンソにとって、チャンピオンズリーグのリバプール戦はほろ苦い試合展開となった。
ファーストハーフこそ敵地で自分たちのサッカーを展開したドイツ王者だが、いつも通り、後半に修正し、ギアを入れ替えたリバプールはコロンビア代表FWルイス・ディアスのハットトリックと、オランダ代表FWコーディ・ガクポにも得点が生まれ、4対0で快勝を抑えた。
レアル・マドリードやマンチェスター・シティらメガクラブが敗れる中、今回の勝利でチャンピオンズリーグの首位に躍り出た。ブンデスリーガ王者を率いて、久しぶりにアウェイの地で黒星をきっしたスペイン人指揮官は、相手が勝利に値したことを認めつつも、前半は良かったと試合を振り返った。
「前半に比べて後半は確かに十分ではなかった。」
「最初の45分間は本当によく戦い、良いプレーができていた。」
「うまくポゼッションできていたし、チャンスはそれほど多くなかったかもしれないが、ディフェンスは激しく、組織的だった。」
「後半になって、いい位置でボールを持てなくなり、フリーの選手を見つけられず、簡単にボールを奪われてしまった。そのせいでインテンシティを保てなかった。」
「我々は少しテンポを落とし過ぎた。最初の失点はその結果で、彼らはあまりにも簡単にスルーパスを出し、十分に素早くラインを絞れなかった。その2分後の2点目は苦しかった。」
「そこから立ち直ることができなかった。15分から20分くらいできていればもっとよかったが、2-0になったことでもっと難しくなった。」
「クィービーン・ケレハーが素晴らしいセーブを見せたが、オープンスペースでもう2点取られてしまった。4-0で負けたのは辛い結果で、パフォーマンスよりも(受け止めるのが)難しいが、それが現実だ。でも、これがアンフィールドでのチャンピオンズリーグなんだ。」