いまだに進展が見られないエジプト代表FWモハメド・サラーとリバプールの契約延長交渉。選手側はサウジアラビア行きではなく、ヨーロッパでの戦いを優先しているとも言われるが、現時点では良いニュースは発表されていない。
アンフィールドで数々のゴールを奪ってきたエジプシャン・キングの去就には注目が集まっており、中東のクラブ以外にも関心を示す。そして、ハンジ・フリック監督が就任し、今シーズン絶好調のバルセロナが争奪戦に加わったと、海外メディア『Sport』が報じた。
近年、契約満了のタイミングを見計らって、経験豊富なプレーヤーを獲得してきたスペインのクラブ。その後すでに移籍してしまった選手もいるが、イルカイ・ギュンドアンやイニゴ・マルティネス、アンドレアス・クリステンセン、フランク・ケシエら移籍金なしでラ・リーガに渡った。
アスレティック・ビルバオの22歳FWニコ・ウィリアムズ獲得に執念を燃やしたバルセロナだが、結果的にチームに加えることは叶わなかった。依然として同ウィンガーに興味を持っているものの、もしもふたたび失敗に終わった場合に備えて、リバプールのベテランウィンガーをリストに追加した。
同紙によれば、モハメド・サラーはスペインの新たなチャレンジに前向きなようで、バルセロナのプロジェクトも気に入るだろうと予想している。
ただし、リオネル・メッシ以来の逸材、17歳FWラミン・ヤマルとポジションが被り、控えにもハフィーニャやフェラン・トーレスも在籍している。そうした状況において、来年には33歳となる選手に執着するとも思えない。
いずれにしても、すべてはリバプールとの交渉次第。今シーズンの活躍からも、アンフィールド残留が既定路線のようにも思えるが、元ローマFWの今後のキャリアはどうなるのだろうか…?