リバプールは守備の主軸であるトレント・アレクサンダー・アーノルドと新たな契約を結ぶべく全力を尽くしている。彼との契約は今シーズン限りで切れるが、契約延長に向けて話し合いを続けている。しかし、その交渉は進展している気配がない。
契約交渉が行き詰まった場合には、スペイン代表DFダニエル・カルバハルの後継者を探し求めているレアル・マドリード、来夏にフリートランスファーでの獲得を狙っており、リバプールにとっても予断を許されない状況が続いている。
最悪のケースに備えて、リバプールはヨーロッパで活躍する若きサイドバックをリストアップしており、これまでも数多くの選手がメディアを賑わせてきたが、そこにオーストリア・RBザルツブルクから新たな選手が浮上した。
海外メディア『Caught Offside』によれば、リバプールがアマル・デディッチの獲得に興味を示している。トレント・アレクサンダー=アーノルドの理想的な後釜を探しているマージーサイドのクラブ関係者は、この若手のサイドバックの安定したパフォーマンスに注目しているようだ。
2020年の夏、FCリーフェリングから現在のクラブに加入した右サイドバックは、ヴォルフスベルガーACでのレンタルを経て、2022/23シーズンからレギュラーに定着。これまで100試合に迫るゲーム数に出場し、8ゴール13アシストと攻撃面でも結果を出してきた。
2022年3月にはボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表デビューも飾っており、15試合でピッチに立ってきた。ペピン・リンダース監督が新たに就任したチームにおいても先発起用が続いており、左サイドバックでもプレーできる。
イングランド代表DFのようにロングパスで局面を打開するよりも、自ら前線に上がって、ペナルティーエリアに入り込む。試合中は上下運動を欠かさない22歳のディフェンダーは来季、プレミアリーグに初挑戦をすることになるのだろうか…?