アルネ・スロット監督の就任に伴い、リバプールはクロップ政権とは異なるタイプの守備的ミッドフィルダーを追い求めている。この夏の移籍マーケットでは、スペイン代表MFマルティン・スビメンディとの契約に迫っていたが、最終的にはレアル・ソシエダ残留を決断した。
それでも、継続的に同ポジションで実績のあるプレーヤーを狙っており、この冬や来年の夏にもふたたび本腰を入れる可能性があり、各国のメディアでは多種多様な選手の名前が紙面を賑わせているが、さして信憑性は高くなさそう。
海外メディア『TBR Football』によると、リバプールとトッテナム・ホットスパーが、ACミランが獲得に3300万ポンドを投じたタイアニ・ラインデルスを追っているようだ。プレミアリーグの2大勢力は、マンチェスター・シティやバルセロナとの競争にも直面すると予想されている。
中盤の底で活躍するオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとレギュラーを争えるだけの人材を探しており、リバプールは同じくオランダ代表の常連である26歳のセントラルミッドフィルダーは理想的なプレーヤーかもしれない。
2023年の夏、AZアルクマールからイタリアに渡ると、これまで61試合6ゴール6アシストを記録している。今シーズンも先発の座を掴んでおり、セリエAやチャンピオンズリーグでピッチに立ってきた。また、オランダ代表でも19試合に出場してきた。
一方、トッテナムは複数のコンペティションで活躍するために、より多くの選手層を必要としている。中盤にさらなるクオリティと厚みを加えたい方針で、ACミランから26歳のミッドフィルダーに白羽の矢を立てる確率はゼロではない。
イタリアとのコネクションも根強く、これまでもセリエAから補強してきたノース・ロンドンのクラブ。同じようにミッドフィルダー陣の強化を目指すマンチェスター・シティやバルセロナとの争奪戦を展開する可能性も否定できない。
はたして、元ズヴォレMFは来夏にもステップアップしているだろうか…?