スペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に失敗したリバプールだが、現在も継続して守備的ミッドフィルダーを探している。メディアでは様々な憶測が流れており、いろんなタイプのミッドフィルダーとの関係が噂されてきた。
ACミランに所属するオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスのそのひとりで、ターゲットと見られている。海外メディア『Milan Live』によれば、リバプールは驚きの取引を画策しており、イタリア代表FWフェデリコ・キエーザを差し出す準備を進めているようだ。
今シーズンもジュゼッペ・メアッツァでスタメンの座を確保しており、チャンピオンズリーグではレアル・マドリードを、しかも敵地で敗る大金星に大きく貢献し、その試合では1ゴールを挙げた。攻撃的にも、守備的にも振る舞える器用なタイプのミッドフィルダーだけに、アルネ・スロット監督の求める能力には合致する。
自らのドリブルでボールを前に運ぶ力も持ち合わせており、リバプールが関心を示すのは至極当然かもしれない。2028年6月まで契約を結んでおり、移籍金は決して安くないため、そこに27歳ウィンガーを交換条件として含めたい方針のようだ。
ただし、現実的にはあり得ない話だろう。まだ半年間もプレミアリーグで過ごしておらず、怪我の影響もあって、ゲームで試す機会も少ない。イタリア代表ウィンガーを見限るにしても早すぎるし、もしも放出した場合には、後任も獲得しなければならず、補強方針がブレすぎることになる。
タイアニ・ラインデルス獲得を狙う可能性は否定できないものの、そこにキエーザを含めるのは考えにくい。はたして、リバプールはアンフィールドに新たなオランダ人選手を連れてくることになるのだろうか…?