昨年の夏、ブライトンからリバプールに加入し、ユルゲン・クロップ体制でもレギュラーとして活躍したアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター。アルネ・スロット新監督からも厚い信頼を置かれており、プレミアリーグ開幕戦からスタメン出場を続けている。
いまも好調を維持し、国内リーグでトップを走るマージーサイドのクラブだが、チャンピオンズリーグやカラバオカップ、今後はFAカップもあり、数多くの試合をこなさなければならない。一方で、代表選手たちはさらなる試合を戦わなければならず、疲労を蓄積しやすい。
中でも、南米やアジア人選手にとっては国際試合のたびに長時間の移動を強いられる。アルゼンチン代表でも中心選手のマック・アリスターは、クラブからの手厚いサポートに感謝を述べつつも、困難もあると素直な気持ちを明かした。
「正直に言えば、決して楽なことではないが、クラブから素晴らしいサポートを受けていることも事実だ。」
「時差や長時間の移動は避けられないけど、クラブは非の打ち所がないと言えるし、プレーするたびにプライベート機を手配してくれるから、最高の状態でイングランドに戻ることができるんだ。」
「こういった細かいことが、僕らを大いに助けてくれるんだ。でも明らかに困難は存在する。」
「僕らはそれを否定することはできないし、試合はすぐにやってくるし、遠征は長いし、最終的にはパフォーマンスを発揮しなければならない。最善の方法で回復することで、プロフェッショナルとしてより良くあり続けるために、学び続けなければならないことなんだ。」
Liverpool ECHO
近年はクラブと代表レベルの両方で試合数が増加傾向にあり、監督や選手がそれを批判することもしばしば。コンディション調整不足は怪我にも直結するため、FIFAやUEFAに対して、そろそろストライキが起きても不思議はない状態。
とはいえ、クラブと選手は一緒になって、ピッチで最高のパフォーマンスを発揮できるように努めなければならない。プロのサッカー選手として難しい時代に突入した印象もあるが、25歳の元ブライトンMFは今後も高いレベルを供給してくれるのだろうか…?