アルネ・スロット監督はプレシーズンの大半を既存戦力の見極めに充て、移籍市場における動きは少し遅れた。それでも、レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に迫るなど終盤に積極的な姿勢を見せた。
最終的には、ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリとイタリア代表FWフェデリコ・キエーザをアンフィールドに迎え入れることに成功。前者は今季バレンシアに残り、後者は全盛期のコンディションを取り戻すべく、トレーニングに取り組んでいる。
中盤の構成にも手を加え、オランダ人指揮官はスビメンディ獲得に失敗すると、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフをコンバート。プレミアリーグ開幕戦から好プレーを連発し、いまやチームに欠かせない選手に変貌を遂げた。
国内リーグでは首位に立ち、好調を継続するリバプールだが、クラブOBのジェイミー・キャラガーは2025年1月の補強をすべきと主張。スロット監督が希望するスペイン代表MFに再度アタックをかけてみるべきだと持論を展開した。
「私がもしリバプールだったら、(1月の補強を)するだろうね。」
「私はこう考えていた。もし君がアルネ・スロットで、平均的なプレミアリーグの監督がリーグ優勝を目指して2、3年トップクラブにいるとする。」
「アルテタは4、5年在籍している。そこで何かを築こうとしている。彼はアーセナルと9ポイント差、シティと5ポイント差という点で、このポジションには二度といないかもしれない。」
「道のりはまだまだ長いが、リバプールが移籍市場で愚かなことをしないのは知っている。それでも、今なにかあるのなら、やってみるべきだ。やるんだよ。」
「マルティン(・スビメンディ)は彼が望んでいた選手で、彼らは結局、ファンタスティックな(ライアン・)フラーフェンベルフをそこに置いた。ただ、もし彼の求める選手ならば、やってみればいい。このポジションにはいられないかもしれないのだからね。」
「ここにいるのは3年かもしれないが、シティはシティで、クリスマスには5ポイント差をつけられている。とにかく大事にしてくれ。」
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