ユルゲン・クロップ時代から中盤の構成を変更したリバプールは、新たな “No.6” にオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを指名。アルネ・スロット監督の信頼に応え続け、プレミアリーグ開幕から好パフォーマンスを継続している。
ただし、新たな守備的ミッドフィルダー獲得にも熱心で、この夏にはスペイン代表MFマルティン・スビメンディ確保に全力を傾けた。この冬や来夏の移籍マーケットにおいても、ふたたび獲得に動き出すと予想され、日本代表MF遠藤航には退団の噂が付き纏う。
海外メディア『Sky Germany』によると、リバプールはアイントラハト・フランクフルトに所属するスウェーデン代表MFヒューゴ・ラーションに関心を示しているようだ。また、アーセナルやトッテナム・ホットスパーも同選手の成長を見守っているとも報じている。
2024年10月には、2029年6月までの長期契約を結んだばかりの20歳ミッドフィルダーは、昨年の夏にマルメからブンデスリーガに渡り、加入初年度にも関わらず38試合に出場。チームの主軸としてプレーし、一気にヨーロッパでも屈指の将来有望株に成長を遂げた。
今シーズンも国内リーグやヨーロッパリーグを通じて、数多くの試合でスタメン出場を果たしており、順調に経験値を積み重ねている。スウェーデン代表でも6試合でピッチに立っており、若手選手ながらもトップレベルでプレーしてきた。
元々の契約にはリリース条項が付随していた模様だが、今回の新契約でそれがなくなったと言われており、獲得を狙うクラブは高額な移籍金を提示しなければならない。
リバプールは同じくフランクフルトで攻撃を牽引するエジプト代表FWオマル・マーモウシュにも強い関心を持っているとの報道が出回っており、ブンデスリーガで上位を維持するチームからダブル補強を行う可能性もある。
スウェーデン人MFは今後も数年間に渡って、現在のクラブで成長をするのが現実路線。来夏の移籍市場でステップアップするとは思えず、中盤の厚みを増したいリバプールは別のターゲットにフォーカスしなければならなそうだ。
はたして、レッズは中盤の新戦力として誰を連れてくるのだろうか…?