契約延長か、フリートランスファーでアンフィールドを離れるか、エジプト代表FWモハメド・サラーの去就が取り沙汰されるリバプール。来年には33歳となり、年齢的にも長期的な活躍は見込みにくく、エジプシャン・キングの後継者に熱視線を送っている。
一方で、若手の発掘にも熱心で、今夏もチェルシーから16歳FWリオ・ングモハやウルヴァーハンプトン・ワンダラーズから17歳DFアルヴィン・アイマンをアカデミーに迎え入れた。着実に下部組織の戦力が上がっているが、さらなる補強に視線を向けている。
海外メディア『TeamTALK』によると、リバプールやマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティの3クラブは、スポルティングの17歳FWジオバニー・クエンダに関心を示しているようだ。なお、リリース条項として8400万ポンドもの大金が設定されているとも報じている。
今シーズンからトップチームに昇格した若きアタッカーは、ルベン・アモリム監督のもとでスタメンの座を射止めた。ポルトガルの国内リーグやチャンピオンズリーグを通して、主に右サイドのミッドフィルダーとしてプレーし、ここまで17試合でピッチに立っている。
小刻みにリズムの良いドリブル突破を持ち味に、左足から正確なクロスやシュートを狙う。17歳とは思えないほどに身体が出来上がっており、ポルトガルU-21代表でも2試合に出場を果たしている。国内外で評価を高めている。
マンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任予定のポルトガル人指揮官は、新天地で若き逸材を連れてくることを熱望しているようだが、イングランドのメガクラブがその争奪戦をより熾烈なものにするかもしれない。
トップチームでの経験値からすれば、8400万ポンドは高額すぎる。このリリース条項に変化が生まれなければ、いずれのクラブも獲得には乗り出さないと思われるが、予想を覆しイングランド行きが現実になるのだろうか…?