アルネ・スロット監督の就任に伴い、守備的ミッドフィルダーに求める役割が変わったリバプール。オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフをコンバートさせる一方で、スペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得に全力を傾けたが、レアル・ソシエダ残留を決断。
以降も新たな “No.6” を任せられるミッドフィルダーを探し続けるマージーサイドのクラブは、ヨーロッパで活躍している若手から中堅の選手をリストアップし、念入りにスカウティングを継続している。
海外メディア『CaughtOffside』によると、リバプールはバルセロナに所属する21歳MFマルク・カサドに関心を示しており、オランダ人指揮官が目指すプレースタイルに合致する即戦力とみなしているようだ。なお、同じくプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドも熱視線を送っている。
ラ・リーガやチャンピオンズリーグで絶好調のバルセロナにおいて、今季13試合に出場するスペインU-21代表MFは主に中盤の底でプレー。財政難に苦しむクラブで、今のところオランダ人の27歳MFフレンキー・デ・ヨングをベンチに追いやっている。
今年6月に契約延長したばかりで、2028年6月まで契約が残っている。移籍金こそ明らかにされていないものの、トップチームでの台頭や残りの契約期間、年齢など総合的に考えても高額なオファーは避けられない。
一方で、バルセロナは財政面では苦しい状態が続くものの、どちらかと言えば20代中盤の選手たちの放出を優先すると見られ、将来が嘱望される若い守備的ミッドフィルダーを手放すつもりは毛頭ないだろう。
ビジョンやゲームのテンポをコントロールすることに優れるスペイン人MFは、万が一にもカンプノウを離れ、イングランドに渡る未来は来るのだろうか…?