リバプールは来夏に契約満了を迎える、フィルジル・ファンダイクの後任候補を探し回っている。チームのキャプテンはアンフィールドに満足していると認めているが、契約延長はいまだ決まっていない。
モハメド・サラーとトレント・アレクサンダー=アーノルドらクラブの象徴的な選手たちもの契約満了も迫っており、来夏以降のキャリアが不透明な状況は続いており、サポーターをヤキモキさせている。
アルネ・スロット監督とリチャード・ヒューズ新スポーツ・ディレクターは、リバプールを新時代へと舵を切る準備を進めている最中で、チームを強化するために誰をクラブに加えることができるのか、あるいはビッグネームが退団することになるのかに注目が集まる。
スペイン紙『El Nacional』によると、アンフィールドの首脳陣はセビージャの24歳DF、ロイク・バデの獲得を熱望しており、わずか2000万ユーロで契約が成立する可能性があるようだ。
スタッド・レンヌからの移籍して以来、元フランスU-21代表DFはリーガ・エスパニョーラで印象的なプレーを見せ続けており、リバプールは他のクラブが獲得に乗り出す前に取引を成立させたいと考えているとも伝えた。
強さ・速さ・うまさを兼ね備えた現代的なセンターバックは、セビージャでこれまで69試合に出場。この夏のパリ・オリンピックではフランスU-23代表として6試合でプレー。群雄割拠の同国代表のユニフォームを着てプレーする日も遠くはなさそう。
もしも報じられているほどの安価で獲得できれば、リバプールにとっては是が非でも交渉を早めにまとめ上げたいところ財政難に苦しむスペインのクラブだけに、次のシーズンに向けた財政的なバランスを整えるためにも、主力組を素早く現金化したい可能性も否定できない。
はたして、リバプールはオランダ代表DFの後継者として、スペインで活躍する24歳のセンターバックに白羽の矢を立てるのだろうか…?