レアル・マドリード相手に勝利を収めたリバプールは、マンチェスター・シティをアンフィールドに迎えた大一番に臨んだ。アルネ・スロット監督にとっては初めてのシティ戦で、ペップ・グアルディオラとの対戦にも注目が集まった。
接戦が予想されたものの、試合開始からリバプールがアウェイチームを圧倒。12分にはオランダ代表FWコーディ・ガクポが先制点を奪い、その後も相手のゴールに迫り続けた。もっとゴールが決まってもおかしくなかったが、1点差で前半を終えた。
後半はプレスの強度を下げたリバプールだが、ゴール前では仕事をさせず、試合をコントロール。むしろカウンターから何度もチャンスを作ると、78分にはモハメド・サラーがPKを確実に決め、ホームチームが快勝した。
ビッグゲームが続くリバプールだが、フィルジル・ファンダイクはこの試合を振り返り、見事な試合内容だったと話しつつも、2得点以上にゴールを奪えたと認めた。自身もヘディングで3回ものチャンスがあったが、枠内に飛ばすことは叶わなかった。
「シティはファンタスティックなチームだと思う。4連覇中だ。彼らはどんなチームにも罰を与えるクオリティーを持っている。でも、守備は堅かったし、チャンスもあった。もっと得点できたはずだ。」
「良い試合だった。勝利を手に入れた。そして、次に進もう。」
「次の試合に集中する。それしかない。この時期、先走る意味はない。誰だって、対戦相手と勝点11差をつけたいものさ。」
「でも、紆余曲折はたくさんある。不運にも怪我人が出てしまったし、それに対処しなければならない。」
イブラヒマ・コナテやコーナー・ブラッドリーと、前の試合で新たな負傷者も生まれ、多忙な年末に向けて戦力が低下傾向にある。とはいえ、シティ戦で先発したジョー・ゴメスや、途中から入ったジャレル・クアンサーも好プレーを見せ、チーム力の高さを示した。
これ以上の怪我人を避けつつも、白星を積み重ねていかなければならないリバプールだが、ここまでの好調を継続し、プレミアリーグ制覇に歩みを進めたい…