昨シーズンまでフェイエノールトを率い、今季からは名門リバプールの指揮官に就任したアルネ・スロット監督。プレミアリーグ開幕から好スタートを切っており、その評価は鰻登りだが、まだまだシーズンは先が長く、最終的にどのような位置で終えられるかには注目が集まる。
一方で、スロットよりも1年早くオランダを後にし、ポルトガルのベンフィカに加入したトルコ代表MFオルクン・コクチュは、新天地でも主軸を任されており、今シーズンも15試合を終えた時点で、4ゴール3アシストと順調なキャリアを謳歌している。
23歳のミッドフィルダーは、その基礎を作ったのはオランダ人指揮官であることを明かし、父親のような存在かつ世界でも最高峰の監督であると吐露した。
「アルネ・スロットは父のような存在で、彼が今の僕を作り上げた。」
「彼は世界最高の監督だと思う。戦術的にも、コミュニケーションの面でも….彼は最高だよ。」
「彼がフェイエノールトの指揮官になったとき、最初のシーズンで僕のパフォーマンスは大きく伸びた。その年はカンファレンスリーグの決勝に進出したんだけど、残念ながら負けてしまった。だから、結果はとても良かったと思う。」
「（2022年の）夏には移籍したいと思っていたし、イングランドのトップ6に入るビッグクラブも僕に興味を持っていた。移籍について真剣に話し合ったが、最後の最後で実現しなかった。翌シーズン、アルネ・スロットは僕をチームキャプテンにしてくれたし、その責任は僕のパフォーマンスをさらに高めてくれた。」
TRT Spor
この夏の移籍市場から継続的に、リバプールからの関心が噂される同選手。スロット監督の嗜好を理解し、守備的ミッドフィルダーとしても、攻撃的なミッドフィルダーとして振る舞えるだけに、指揮官にとっては理想的な人材になり得る。
よく知っている者同士で必ずしも同じチームにいれるとは限らない。そして、この発言が決してリバプール移籍を希望しているものと紐づけるのも浅はか。
とはいえ、トルコ代表MFのオランダ人指揮官への信頼は相当なものであることが明かされた…