プレミアリーグとチャンピオンズリーグの両方で首位を走るリバプールは、エジプト代表FWモハメド・サラーの契約延長問題と年齢に頭を悩ませている。新契約締結を希望する声も多い中、来年には33歳になることあって、首脳陣は慎重な判断を迫られており、契約期間がネックになっているとも伝えられている。
一方で、リバプールは同選手の残留するしない問わず、長期的なターゲットを狙っており、今年の始めには当時ヘッケンに所属していたスウェーデンU-21代表FWモモドゥ・ソンコへの関心が報じられたものの、2024年1月29日にベルギーのKAAヘントに移籍した。
ベルギー紙『Voetbal Nieuws』によれば、ジュピラー・プロ・リーグで今季8試合に出場するも、6試合が途中出場と決して成功しているとは言い難い若きウィンガーだが、所属クラブはかつて関心を示していたリバプールが獲得に乗り出してくれることを期待しているようだ。
ヘッケン時代には通算44試合で14ゴール8アシストと、10代ながらもチームの攻撃を引っ張るアタッカーとして活躍し、そのポテンシャルは強豪クラブの視線を集めた。ただし、新天地ではベンチを温める時間も増えており、我慢の日々が続く。
アルネ・スロット監督に代わり、リバプールが求める人材は変わりつつある。まして、モハメド・サラーの後継者という誰でもプレッシャーのかかるポジションだけに、ベルギーで実績を残せていない選手に白羽の矢を立てるのは、あまりにも虫が良すぎる。
スウェーデン人ウィンガーにしても、KAAヘントにしてもまずは成長をさせることが第一優先で、別のクラブへの移籍は二の次。母国の未来を担うかもしれない若きアタッカーは、日本人も多くプレーするジュピラー・プロ・リーグでふたたびキャリアを軌道に乗せることができるだろうか…？