今夏の移籍市場において、ユベントスからイタリア代表FWフェデリコ・キエーザをチームに加えたリバプール。6名もの世界レベルのフォワードを擁しており、喫緊の課題ではない。とはいえ、来年には33歳になるモハメド・サラーの後継者探しは続いている。
スペイン紙『Fichajes』によると、リバプールはエジプト代表の後釜として、レアル・マドリードに所属する25歳FWブラヒム・ディアス獲得に向けて、クラブ側に接触を図ったようだ。イタリアからACミランとユベントスも同様に興味を示している。
マンチェスター・シティでもプレー経験を持つモロッコ代表のアタッカーは、レンタル移籍で加入していたACミランで活躍。124試合で18ゴール15アシストを挙げ、昨シーズンからふたたびマドリードに戻り、44試合に出場したものの、その半分は途中からの出場でレギュラーになりきれていない。
今シーズンからはポジションこそ違うが、フランス代表FWキリアン・エムバペも加わり、前線の選手が過剰気味になっている。左右のウイングや攻撃的ミッドフィルダーとしてもプレーできるユーティリティ性の高い選手だけに、チームにとっては戦力のひとりとして残しておきたい選手だ。
2027年6月まで契約を結んでおり、決して安い金額で移籍することはない。また、リバプールにとってもより得点力のあるフォワードを狙うべきであり、その対象からは外れる。攻撃的なMFだとしても、ソボスライやエリオット、ジョーンズらが控えており、補強の必要性はない。
モロッコ代表FWがアンフィールドに加入することはなさそうだが、ふたたびイタリアにプレーする場所を変えることはあるのだろうか…?